会長の挨拶

 

 

  一般社団法人 九州国技振興会 会長 

 

当振興会は30年以上に亘り、幼児少年への国技相撲の普及と相撲道を通じての教育貢献に取り組んでまいりました。先人のご苦労とご努力あっての今日であり、歴代会長、役員、事務局の方々には、衷心より感謝と敬意の念が絶えません。また、本会活動の趣旨にご賛同いただき、日頃のご指導と各大会へのご参加にご尽力いただいております各園・各道場の先生方にも深く感謝を申しあげます。この他にも、指導や大会運営にご協力いただいております県相撲連盟様及び九州電力様をはじめ、多くの方々の支えがあって今日に至っております。

 

未来の角界を担う力士の輩出を目的に設立された本会ではありますが、最近では相撲道を通じての教育的側面が強くなってきております。幼児期に、土俵際でも諦めない体験をすることや、勝っても負けても礼を重んじる躾を受けることは貴重な経験となるのではないでしょうか。昨今、海外の方々から日本の良さが評価されておりますが、品質の良い商品を作る精神も、困難な状況でも礼節を失わない精神も、相撲道の精神に共通したものを感じます。国技相撲には、日本人としての精神を培う役割があるのではないでしょうか。多くの子供達が相撲に取り組める機会や環境を、今後も維持し増やしてまいりたいと考えておりますので、皆様方におかれましては倍旧のご指導ご支援を賜りますよう謹んでお願い申しあげます。

平成31年3月3日 青少年アンビシャス運動表彰受賞しました